サブゼミ建築論の第二回がありました。テーマは最小限住宅。僕は、プレモスというプレハブの量産住宅について調べました。これは、建築家の前川國男が設計した木造のパネル式組み立て住宅です。戦後の住宅不足という社会問題の中で、建築家の中には大衆への住宅の供給ということが、テーマとして掲げられていた時代。池辺陽の立体最小限住宅、増沢洵の自邸など、さまざまな実験的な住宅の試みが行われていました。 プレモスの特徴としては、プレハブの量産住宅という点です。遊休状態になった軍需工場の技術を転用してつくられたそうです。また、トラックにパネルを積んで持ってきてくれて、組み立ててくれる。資材が不足していた当時としては、すべての部材を持ってきてくれるというのはありがたかったそうです。参照 昭和住宅物語 藤森照信 また、決して大衆に普及するということはなく、知識人や外国人などが購入したそうです。後は、炭鉱の労働者のための住まいとしての炭住に大量に供給されたということらしいです。しかし、数年で生産は中止・・・。建築家の作るプレハブ住宅というのはたいがい失敗しているようです。 次回のテーマは伝統論争です。本などによく出てきますが、あまり知りません。これを機に勉強してみます。
by h_tanabe1212
| 2005-10-28 11:12
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