水取り山計画:シリーズ自力建設vol.1
b0049318_18582380.gif最近ネタがないので、少し修士論文で調べている内容を紹介していきたいと思います。まず、第一回目は吉阪隆正研究室・U研究室の大島元町復興計画(1965年)です。この計画は大火により焼失した大島元町の復興計画で、フィールド調査やワークショップなどにより発見した地域性を計画に盛り込むといった非常に先進的な試みでした。その中に三原山の砂漠地帯に水取り山を自力建設するということも提案されています。慢性的な水不足を解消するために溜め池を集落ごとに競ってつくるというものです。少し吉阪氏の言葉を引用します。




「村毎に競ってデッカイ奴を作るがよい。その村がまず栄えるだろう。これは聖なる仕事だ。全員でかかれ。難しい工事じゃない。千年前の人達の知恵なのだ。」

b0049318_1924214.gifこの計画で興味深い点は、住民が自力建設でつくるものが機能的な面だけでなく、共同体のシンボルとなることを目指し計画してある点です。できあがる建築のイメージを住民と共有し、それに向かってまとまって自力建設するということが提案されています。この試みは、弟子たちにより結成された象設計集団に受け継がれていきます。


参考文献:
DISCONT不連続統一体―吉阪隆正+U研究室
アルキテクト / 丸善
ISBN : 4621044567
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by h_tanabe1212 | 2006-01-15 19:06
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日々の記録をつづりながら、徐々に進化していきたい!
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