その後、中銀カプセルタワーへ。メタボリズムの記念碑的建築。カプセル内には入れなかったが、外に一つ展示してあり、中をのぞくと未来がイメージされているのか・・・。今みたらレトロな感じがするのだが・・・。しかし、よく実現させたなー、と思う。実際にカプセルを取り替える話もあるようだし・・・。 昼からは、丹下健三設計の東京カテドラルへ。駅からけっこう遠い。後で聞いたんだが、スカイハウスも近くにあったようなのでいけばよかった・・・。 これは本当に圧巻。外観も美しいけど、内部空間がすごい。ちょうどミサがやっていて、大空間が人に埋め尽くされ、大合唱が響きわたり、本当に感動。内部空間と外部の形体の整合性、構造などなどもものすごい。これは絶対見るべきです!しいて言えば、もう少し光がうまく取り入れられていたら・・・。 石山修武の観音寺。かなりぶっとんだ形態のお寺です。スケールが小さいからまだいいけど、まったく理解できなかった。壁とかはきれいだったけど・・・。 その後上野へ。安藤さんの図書館と法隆寺宝物館とかを見逃した。 これは、コルビジェの美術館。ピロティーとか、階段、スロープなどのコルビジェの作品にはおなじみのものがもりだくさん。はじめてみる巨匠の作品にテンションが上がった。吹き抜けの周りに展開された展示空間。平面的にはシンメトリーで単純な構成なのだが、吹き抜けや階段、壁、窓により変化のある空間が生み出されていた。 前川国男の東京文化会館。荒々しいコンクリートの造形が迫力がある。内部は高級感漂う雰囲気。オペラをやっていたため、ホールに入れなくて残念だったが、その他の空間を堪能。わざわざ注文してレストランに入ったり・・・・。イタイ。 これは時代なのか?この頃の建築には迫力がある。今の建築で感動できるものができるのだろうか?いま、こんな表現したら時代錯誤だろうけど(時代ってなんなんだ?)、こんな表現とは違った、感動する空間、うきうきできる空間、何かを訴えかけてくる空間をつくれるようになりたい。今は建築は白く透明なものがおおく、表現を消しているものが多い。それを突き詰めれば、圧倒的に美しい空間ができるかもしれないが・・・。建築は黒子に徹して、そこでのモノ、コト、場所が浮かび上がるようなものがいいのか・・・。建築になにか訴えかけるようなことを期待するのが時代錯誤なのだろうか・・・。
by h_tanabe1212
| 2005-03-16 19:48
| architecture
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